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第102回「私の生い立ちと歩み」

2015年05月02日

                        (最終回) 

  日本は、愚かなあの大戦の反省の上に立って平和憲法を制定しました。国民は安堵し、日本は国際社会へも復帰出来ました。戦後70年間、日本国はこの憲法を守って、戦争をしかけたことも、又攻撃されたこともなく、戦争で1人も外国の人を殺していないし、又、殺されてもいません。
ところがここに来て、にわかに「戦争前夜」の足音が高く響いてきています。先日新聞の川柳で『どうしても派兵したがる総理もち』と云うのがありましたが、現政権になって、戦争の準備がやみくもに整えられつつあるように思います。集団的自衛権の閣議決定がその最大のものです。
保守・革新を問わず、歴代の政府が海外で、同盟国の戦争の応援をすることなどは決してしてはいけない、と、9条を守って来たのに、国会審議もしないで、閣議決定のみで戦争をする国に変えようとしています。今、そのための法律づくりについて、躍起になっています。
 又、武器や原発の輸出もしようとしています。秘密保護法が制定され、憲法改定のためのハードルを下げようとしています。本当に恐ろしいことです。かつては保守政党の中にも、大平元総理をはじめ、後藤田さん、野中さん、古賀さん、山崎さん、河野洋平さん等々、戦争を体験した人々が、時の総理が戦争への道へ踏み出しそうになると、必ずブレーキ役がいました。ところが、今は『保守全員がポチになって』(古賀さんの言)安倍さんに対しては何も意見を云わない、云えない状況になっているようです。とてもこわいことです。日本は戦争へ向かってどんどん踏みだそうとしています。そして、それを止める力がまだまだ弱いように思います。
 「平和」こそは、日本だけでなく、全人類の永遠の願望だと思います。平和にイデオロギーはありません。私たちは傍観者にならないで、平和の主体者になるべきだと思います。「主体者」とは、人に命令されて動くのではなく、自分の考えや自分の意志によって目的を明確にして動く人のことです。  私は、この主体者でありたい。戦争をなくし平和を守ることこそが子や孫の世代への最大の贈りものであり、永年生きてきた社会へのご恩返しではないかと思っているのです。
幸い、平和憲法を守ろうとする国民の意思は、各紙の世論調査でも65パーセント以上を保っておりますし、ノーベル賞受賞の大江健三郎さん達が中心となっている「憲法9条を守る会」も全国の地域や職場、サークル等を含めて、実に7,500団体になってきたと聞きます。これら、広く深い草の根運動の成果が、改憲の投票時に示されることを心から期待しています。
 私は根拠もなく100才までは生きられる気がしていますが、健康で動ける間は、人のため世の為のお役に立ちたいと思っています。そして、自社を含めて、中小企業が、名実ともに、この国の経済だけでなく、生活・文化の主役となっている日の到来を夢みています。    ― 終 ―

長い期間、読んで頂いて、ありがとうございます。ご感想を頂ければありがたく存じます。
次回からは折々に見聞きしたこと、感じたことなどをエッセイ風にして書かせて頂きます。

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