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エッセイ第28回「創立150周年に思うこと」

2017年10月11日

 「エー三宅産業さんは、創立150周年だそうでして・・・会長さんは150年も事業を続けて来られて、まあ、あのシワシワの顔!アコーディオンカーテンの様なシワ、ばっかり。そのシワシワをかき分けて、やっと本当の顔がわかる。と言うような具合ですナ。」「さて、三宅産業の会長さんと掛けて、ロウソクと解く。その心は。我が身を削って、周りを照らす。」木久扇師匠の身振り手振りのお話の区切りのたびに、会場内に大きな拍手と笑いが響き渡りました。『笑点』的な、ちょっと出来すぎの落ちかと思いました。が、この地域の中で顔の見える経営者として、お客様が反応して下さる事を嬉しく感じました。

 それにしても、皆さん、とてもよく笑って下さいました。隣席の女性の方など、笑って、笑って、拍手して、足踏みされていました。正に『心の開放』になったのでしょう。「アーアー、一年間分笑いこけてしもた・・・」と目を潤ませておられました。「いやぁー本当に楽しかった、ありがとう。」と心からお礼を言って下さった方が何人いたことか。メールや電話なども沢山頂きました。みなさんがあんなに喜んで下さるとは思わなかったです。

 寄しくも木久扇さんが、東京大空襲のお話を少しされました。アメリカのB29爆撃機が焼夷弾を抱えて、東京の下町を絨毯(じゅうたん)爆撃した時のお話でした。ウウ——ウウ——とサイレンが鳴って人々は防空頭巾を被って一晩中逃げ回ったこと。一夜にして東京は焼け野原となり、10万人が焼け死んだという事を、落語のタッチで語られました。木久扇師匠も、戦争の犠牲者なのか。今は、平和であるからこそ、こうやって2,000人(一部、二部合計)の人達が落語を聞いて笑い転げ、曲芸に息をつめ、目を見張って拍手を送る事が出来るのだと思いました。そして、この地域の方々のご支援があるからこそ、わが企業は150年も続いて来れたのだと改めて思いました。

 私の会社は、LPガス、石油、設備・電気工事、電気製品、太陽光発電、リフォーム工事、メンテ・サービス、フロン回収破壊等々の多角経営をしていますが、みんな地域に立脚した事業ばかりです。そしてお客様のご要望に私達の力で対応して来ています。『世の中に必要とされるものは栄える』とは松下幸之助さんの言葉ですが、私共のどの仕事も地域とはアテにし、アテにされる関係を築いて来たと思います。ことに365日、24時間サービスなどは、その最たるものの一つかと。盆、正月を問わず、真夜中もいとわず46年間続けてきました。

 「県下で150年続いている企業は、そんなにないだろう」と友人から言われました。そうかも知れません。統計によれば150年企業は0.05%となっています。計算上は、県下36,394社(H24年度総務省)の中で18~19社となります。私の知る限りでもお祖父さんの、その先代から、お取引を頂いて、今日もまだ新たな商品、サービスで続いています。心から感謝しています。

 当社の社長のご挨拶通り、変化に対応する力がなければ、企業の生き残りははかれないと肝に命じて、次なる200周年に向かって進みたいと思っているところです。

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