連載

三宅会長「生い立ちと歩み」

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第20回 「私の生い立ちと歩み」

2010年09月03日

(アーバン・グリーンの販売)

 私は、この地の方言で言う『シンモングイ』のところがあるのかも知れません。手相も好きで、時々みてもらっていたら、私のように「人さし指」より「くすり指」の方が長い人は、好奇心が強く新しいことに挑戦してゆくタイプだと云われました。

そういえばこれまでにも、新しい商材をとりあげて失敗した例も何度かありながら、「時代の流れにそった新事業の立上げを」と、いつも考え、情報を集めて来ていました。私の姿勢を知ったメーカーや商社や、友人たちからも、いろいろと情報が寄せられて来ました。

そうした中で、三井物産が人工樹木の輸入販売を始めたと知り、ハッとしました。当時は、バブル景気崩壊の直後でしたが、私は商品を見て、価格設定や販売先などを考えてみて、『これはいけるぜひ事業化したい』と思いました。「ベンジャミン」や「バンブー」など、どれをとっても非常に精巧なもので、葉や花も手で触ってみても本物か人工かわからない程です。生木鉢のような重量でなく、5分の1、10分の1の軽さですし、移動運搬はビックリする程軽く、水やり不要です。『メンテナンスはフリー』です。労力面も含めて、女性の感性を生かして働ける絶好の職場になると感じました。

(㈱シーアイ企画設立)

 平成2年。三宅産業の子会社として、高松支店の所在地へ㈱シーアイ企画を設立しました。高松を拠点として、女性中心の事業活動が始まりました。病院、老人ホーム、ホテル、遊技場、民間事務所、官公庁等々を対象に、1鉢ごとの販売と全館デコレーションの提案から施工までを行ってゆきました。しだいに県下へ拡がりが出来てゆきました。

笑い話があります。あるホテルの隅に庭園をつくり、人工のヤシの木を立て下草をつけていたのですが、施工2年後にその木が倒れそうになりました、それは、お掃除のおばちゃんが、本物のヤシの木だと思って、毎日その木の根元へ水をやってから帰っていたので、木の根元が腐ってしまったためでした。

高松支店の隣に事務所と展示場をつくって2年後、事業もまずまず軌道に乗ってきました。フィリピンやタイで製作したものを輸入し、人工樹木を柱として、造花やその周辺のものを提案販売する店舗は、新しい気風にあふれた明るく楽しい職場でした。私は、この事業活動を東京で成功させたいと考えました。

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